2015-09-01から1ヶ月間の記事一覧

手垢のついた、あまりにも手垢のついた〜百田尚樹氏の南京事件否定論

前回に引き続き、『大放言』に書かれた百田尚樹氏の南京事件否定論について書く。 百田氏の南京事件否定論の根拠は、おおむね下記のとおりだ。百田尚樹氏は1937年12月の南京攻略戦前後における日本軍による非戦闘員や捕虜の殺害、強姦、略奪等の行為はなかっ…

間違ったことを大声で言えば批判されるのは当たり前〜百田尚樹『大放言』

大放言 (新潮新書)作者: 百田尚樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2015/08/12メディア: 新書この商品を含むブログ (10件) を見る新潮新書『大放言』(百田尚樹)のカバーには下のような紹介文が書いてある。 思ったことや軽いジョークを口にしただけで、クレ…

冷たいだけでなく、頭が悪い文だと思う〜曽野綾子氏のエッセイ

2015年に岩手県で中学生がいじめを苦にしたと思われる自殺をしたことを受けて曽野綾子氏が、「週刊ポスト」9月18日号にいじめについてのエッセイを載せているが、ひどいとしかいいようのないものだ。アパルトヘイト問題の時もそうであったが、曽野綾子氏のエ…

謝りたくなければ、それはそれでいいけれど

いまさらながら「戦後70年の安倍首相談話」について。 最も引っかかったのが、下の部分だった。 日本では、戦後生まれの世代が、今や、人口の八割を超えています。あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪…

知っていてもどうしようもない。

私も妻もいわゆるアラフォー(五入の方)で、結婚し、アラフォー(四捨の方)で子どもを設けた。互いに子どもは欲しかったが、それが遅れたのは、「子どもなんていつでも作ることができる」ど考えていたわけではなく、なかなか結婚相手が見つからなかったた…