Kindle Paperwhiteは読みやすい

電子書籍リーダーKindle Paperwhiteが先日、我が家に届いた。
まだ中には『新世界より』の上中下巻しか読んでいないのだが、実に文字も美しく読みやすい。(文字の大きさだけでなく、余白、行間、明朝かゴシックかも選択できる)

ただし、手にした時、重いな、と印象を持ってしまった。
amazon.co.jpの説明では重量213グラム。これは、300ページ弱の新書、例えば、

子どもの最貧国・日本 (光文社新書)

子どもの最貧国・日本 (光文社新書)

よりも軽い。おそらく、ダンベルは、同じ重さのクッションより重く感じるのと同類の錯覚なのだろう。ページをめくる動作も慣れるまでは、よく逆方向にめくってしまったが、今では、混雑した電車の中で片手で不自由なく読むことができるようになった。

ただし、紙の本では簡単にできることでできないことがある。それは読みたい箇所を直観によって見つけることだ。Kindle Paperwhiteでは、今読んでいる箇所が、本の最初の方なのか終わりの方なのか直観的にはわからない。(現在のページが、前から90パーセントといった表示は出る)
特定のページにたどり着くために、言葉を検索する、あるいは、1ページ、1ページごとめくっていかなくてはならず、それは手間がかかるのだ。