裁判員裁判がひどすぎた。〜求刑超判決事件の控訴審判決

以前取り上げた姉殺害に求刑を超える懲役20年判決が一審で出た事件の控訴審で判決が出た。

2審は求刑下回る懲役14年 発達障害の殺人で大阪高裁 :日本経済新聞

懲役20年から懲役14年へ、当初の求刑が16年。肉親を殺害した類似の事件がと比べても重くもなく、軽くもないところになったと言えるだろうか。
こうして見ると、裁判員裁判だった一審の暴走振りがきわだつ。
一審の後の、ネットの書き込みなどを見ていたら、知的障害、精神障害及び発達障害の区別が付いていないものや、今日明日にも自分が通り魔に殺されるおそれ(そんな可能性は著しく低いし、もっと心配すべきことがある)を訴えるものも目だった。
そういう常識を持った人がかなりいるのだろう。

裁判員裁判というのは、司法に一般国民の常識を司法に反映させるという目的があったと思うが、常識と良識は等号では、必ずしも結べない。

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