救助者が死んでしまったら、人命救助は失敗です。

自己の権利を声高に主張する人たちは、身を呈して電車にひかれそうなお年寄りを助けようとした横浜の女性や、震災時に命にかえて最後まで避難放送を続けた南三陸の職員を、どう捉えているのだろう。
https://twitter.com/shiba_masa/status/386277595181891584
冷徹な言い方になるかも知れないが、救助者が死んでしまったらそれは失敗だろう。失敗事例を推奨してどうするんだ。
私事になるが、私の母親は泳ぐことができない。子どものころよく言われたのが、「あんたが溺れても、我を忘れて飛び込んだりはしない」ということだった。「助ける力のない人間ががんばってもどうしようもない。二人死ぬより、一人死ぬのがまし。」
かわりに急いで救助を求めるということだった。これがだまってわが子が溺れているのをながめているということだったら、親子の縁を切っていたところだ。

閑話休題柴山昌彦氏は、総務副大臣だそうで、だったら、命がけの覚悟や、犠牲的献身なしで世の中がまわる方法を考える方が建設的だろう。「お前ら文句を言わずに死ね」みたいなことを言うよりはね。