「4才になる娘」は4才です。

「4歳になる娘」は3歳なのか? - Togetter

いやあ、驚いたな。「うちの4才になる娘は人見知りがきつくて…」という文に登場する娘の年齢を、これから4才になる、つまり3才だ、と解釈する人が少なからずいるとは。「知ってた? アポロって月に行っていないだって」という人に遭遇したとき以来の衝撃だ。
確かに「本年の12月31日時点で、満6才になる者」といった公文書に出てきそうな言い回しであれば、これからその年齢になる、まだその年齢に達していない、と解釈すべきだ。

しかし、「うちの4才になる娘」の「なる」は、「(別の状態に)なる。変わる。」という意味ではなく、「(才月が)たつ。」と解すべきだろう。

例としては次のようなものが思いつく。
「私たち、付き合いだして、5年になるわよ」
「お前が、うちに弟子入りしてもう10年になるな」
これらは、それぞれ、5年、10年が経過している、という意味であって、4年や9年ということではない。

それから、私は「〜才になる」という言い回しを義務教育の期間中覚えて、日ごろ使っていたので、この言い回しを、初めて聞いた人、知らなかった人が少なからずいたこと衝撃を受けた。年代のギャップなのか?