従軍慰安婦問題について、日本の評価を高める方法

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140924/plc14092405020006-n1.htm

 産経新聞の主張するやりかたで、国際社会における日本の評価が高まる可能性は、円周率が割り切れる可能性とおなじくらいだろう。

 産経新聞は、従軍慰安婦問題について、日本の評価を高める方法として、大日本帝国や日本軍の責任を認めてるより、彼らの責任を否定する方法をとりたいようだ。

 今日はそんな彼らに、ひとつアドバイスしたい。以下の事例やそれらを記した史料を集めることができれば、大日本帝国や日本軍の責任のなさを、国際社会にアピールできるだろう。
 ただし、国際社会が納得するか分からないし、史料の探索には、生存しているネアンデルタールを見つけるぐらいの苦労はあると思うけど。

  1. 暴力、誘拐や詐欺で慰安婦を集めた者を、日本の当局が処罰していた。
  2. 1や人身売買の方法で慰安婦にさせられた女性を、日本の当局が解放し、帰郷させていた。
  3. 廃業を希望する慰安婦は、すみやかに廃業し、帰郷できた。
  4. 慰安婦は、十分な休暇を与えられ、仕事を拒否しても暴力をふるわれることはなかった。
  5. 経済的に安定していた生活を送っていたが、それをなげうって「前線の兵士のために」という動機で慰安婦になった女性がいた。

 私としては、大日本帝国や日本軍の責任を認めて、現在の日本が、人権を尊重する国だ、ということをアピールするほうが、日本の評価を高くすると思う。