Q.E.D.-証明終了- Best Selection  新感覚ミステリ 衝撃の結末編

以前紹介したQ.E.D.-証明終了』(加藤元浩)の既刊49巻の中から、「衝撃の結末編」として再編したもの。

Q.E.D.-証明終了- Best Selection 新感覚ミステリ 衝撃の結末編 (KCデラックス 月刊少年マガジン)
収録作品は

  1. 銀の瞳
  2. 1st,April,1999
  3. 犬の茶碗
  4. マジック&マジック

の4話だ。「衝撃の結末」ということであれば、「罪と罰」(24巻)が、入っていないことが私としては、不満なのだが、収録の4作品で初読の時に一番衝撃を受けたのは、「1st,April,1999」だった。
 ある登場人物の正体が衝撃の原因だったが、人間が抱きがちなバイアスが原因だ。(ネタバレになるので、未読のひとはリンクをクリックしないことをおすすめする)
 わざわざ、「衝撃の結末編」と銘打っているのだから、今後もBest Selection の刊行が続くのだろう。
日常の謎編」「数学編」などが出ることが予想されるが、私としては、「燈馬君と水原さんの微妙な関係編」が出ることを期待したい。(「夏休み事件」とか「サクラ サクラ」とか)