MIN関数の実際的な使い方 上限値付きの計算

 先日、Excelについて書いたからと言うわけではないが、ExcelのMIN関数についての備忘録を兼ねた記事。

 引数リストに含まれる最小の数値を返す、というのがこの関数の定例的な説明だ。指定範囲内の最小値を返すというのが、使用方法の例として挙げられる。
MIN 関数 - Office サポート
 最小値を知るためにはソートをかけるというやり方もあるので、MIN関数をあまり例のような使い方はしない。むしろ、ある数値を上限値と比較するという使い方の方が、実用例としては多いだろう。

 例えば、住宅を賃借している従業員に「家賃の30パーセント、ただし、2万円が上限」という家賃手当てを支給する時、MIN関数の引数として、家賃の30パーセントを表す数式と、上限値の20,000を指定すれば、支給額を出すことができる。
 家賃を10万円と入力すれば、その30パーセントの3万円と上限値の2万円を比較して、小さいほうの2万円を返してくれる。
 もちろん、IF関数でも求める結果を得られるが、MIN関数がよりスマートだ。