どこであってもそんなことを言っては駄目なんだって

自民党の勉強会での発言について、百田尚樹氏が弁明している。
百田尚樹氏、福岡講演の詳報 「飲み屋でしゃべっているようなもの」「スポンサーに圧力かけるのはだめ」(2/3ページ) - 産経ニュース

テレビとかラジオで不特定多数の人に向けて言うたら、軽口であろうと、冗談であろうと言い訳が通用しないところがある。ところが、内輪の会、私的な会合です。なおかつ、取材はシャットアウトでしゃべってる。飲み屋の席でしゃべっているようなもんです。

 要するに内輪の場なら何を言ってもいいだろうと言っているのだが、議員の勉強会で、言論弾圧しろなんて意見が出ることが問題なのだ。いや、そういう民主国家の政治家に向いていないのに議員をやらされているかわいそうな人間がいることが問題なのだ。

 医療関係者が飲み屋の席で、「来週の手術面倒くさいな。あの患者その前に死んでくれないかな」と言ったり、警官が研修で「怪しい奴は片っ端から捕まえて拷問すればいい」と言ったらどうだろうか。毛色の違う例えを出せば、アイドルが楽屋で「私のファンはキモイ奴ばかり」と発言したことが、公になったら、強い批判にさらされるだろうし、「内輪の発言です」という釈明も通らないだろう。

 大体、議員の勉強会というのは、飲み会みたいなものなのか。随分、仕事と遊びを混同した言い方のように聞こえるが、実態は観光旅行である視察旅行みたいなものか。