俺には関係ないと居直る人

慰安婦基金の10億円を朝日新聞福島みずほ議員が負担すべき、と主張する人がいる。
http://agora-web.jp/archives/1665179.html
石井孝明氏の認識では、従軍慰安婦問題は、本来、問題にならないはずのものが、誰かが騒いだせいで問題になった、ということらしい。

双方が非常に感情的になっている問題だが、筆者も感情的に反応することをお許しいただきたい。納税者として、慰安婦基金と称するものに10億円の支払いはしてほしくない。この問題は私たち日本人にとっては巻きこまれた問題なのだ。

 従軍慰安婦問題について最大の責任者をあげるなら、従軍慰安婦制度を企画立案した大日本帝国の当局だが、いまさら、彼らに金を請求するわけにもいくまい。日本国は、大日本帝国からマイナスのものも含めて遺産を受け継いだのだから、「巻き込まれた問題」と言うのは無責任な言い方だ。

安倍首相のお詫びでは「慰安婦は商行為」「当時の法律が厳密に適用されず気の毒な状況に若い女性が陥った出来事のみに、遺憾とお詫びをする」という一線を守ってほしい。国の責任を認めてはいけない。

上のようなセカンドレイプ的発言がマイナーなものにならなかったことが、従軍慰安婦問題が解決しなかった原因だろう。石井孝明氏は10億円という金銭にこだわっているようだが、国の責任を認めて真摯に謝罪すれば、必ずしも金銭が必要だったとは思えない。「「ごめん」で済んだら、警察はいらない、と言うけれど、「ごめん」が言えたら、警察がいらないことも多い」という意味の言葉を宮部みゆきの小説で読んだことがある。(載っていた本をなくしたので、正確に引用できないが、大意は誤っていないと思う)従軍慰安婦問題で「ごめん」が言いたくなかった、あるいは言えなかったから、今日があるのだろう。