殺人の被害者になるリスクを高く感じるのはなぜか。

前回記事「判決要旨を読んでみた。求刑の懲役16年を上回る懲役20年の判決」の続き
この判決についての大阪弁護士会の会長談話が出されていた。
http://www.osakaben.or.jp/web/03_speak/kanri/db/info/2012/2012_5021d6f2e13e7_0.pdf
本人のやったことに対する罰ならともかく、本人がこれからするかも知れないことを理由に刑罰を加重するごときトンデモ判決を看過したら、弁護士会の存在意義がとわれることだろう。


ただ、他人に殺されるリスクを大きく、というより過大にとらえてしまっているものらしい。

『lessorの日記』「「受け皿がないから刑務所に長くいてもらおう」という判決について」における通りすがり氏によるコメント
http://d.hatena.ne.jp/lessor/20120730/1343661610

また殺人を起こすかもしれないという現実的なリスクを無視してしまうのはどうかと思います。社会的入院だろうが入獄だろうが精神異常を直す治療法が無いなら隔離するしかないでしょう。自分はこういう司法で良かったと思います。町中で突然気違いに刺されるのは嫌ですから。