名前を尋ねて大笑いされた話

今回は、どうでもいい話。
昔、ネパールを旅行していたときのこと。ポカラという町の公園を散歩していると、前から来た数人の女の子(若い女性という意味ではなく、10歳前後の子どもだよ)が、
「ハロー」と声をかけてきたので、
「ナマステ」と返したら、彼女たちは、げらげら笑い出した。
何かおかしかったのかな、と思いつつ。
「日本からきましたが、名前はなんと言うの」
ネパール語で尋ねたら、大爆笑された。いや、それも漫画に出てくるように、体をふたつに折り曲げて、手をばたばた、苦しそうに笑うのだ。横隔膜がどうかなって死ぬのではないかと思ったほどである。さらに、笑いをおさめると、公園にいた他の子どもを呼び集めだした。その後は会話のたびにギャハハッ、と笑うのだ。私の発音がブロークンだったのは、確かだが、他人をこれだけ笑わせたのは、後にも先にもない。