大変だ! 自衛隊が廃止されてしまう。

安倍首相が、自衛隊のことを「わが軍」と言っちゃったお話。
http://mainichi.jp/select/news/20150325k0000m010180000c.html

憲法第9条との整合性を保つため、自衛隊は、戦力じゃない、軍隊じゃないと、政府は言い続けていたはずだが、とうとう首相が、「自衛隊憲法違反の存在です」と認めたことになってしまう。さすがに記事中に「直後に「自衛隊」と言い直した」わけだ。このまま言い間違いでした、失言でした、となるかと思っていたら、菅官房長官が想像もしないような論法で首相を擁護した。
http://mainichi.jp/select/news/20150326k0000m010099000c.html
 自衛隊が軍隊なら、日本は法治国家であるからして、自衛隊を廃止するしかないはずだが、もはや外面を取りつくろう気もないようだ。
 それにしても、安倍首相は自衛隊員でもないのに、「わが軍」と言うのはどういう心理なのだろうか。首相が指揮監督権を持っているからと言うのかも知ないが、例えば「わが財務省」なんて言わないだろう。よほど、自衛隊に特別な思い入れがあるみえる。