ああ、自動ミルク製造機がほしい

 子どもが生後6ヶ月をこえ、離乳食を食べはじめたが、妻と分担して日に5回の授乳はかかせない。(わが家は完全ミルク育児なのだ)ヒトもほ乳類である以上、仕方ないとは言え、これが結構面倒くさい。

  1. 手をよく洗う。
  2. 水を沸騰させる。
  3. ほ乳瓶に規定量の粉ミルクを計量スプーンで入れる。
  4. 摂氏70度以上の湯で、粉ミルクを溶かす。
  5. ほ乳瓶を水につけるなどして、体温ぐらいまで冷ます。

 この過程を時には、子どもの泣き声をBGMにしながら、迅速にこなさなくてはならない。

 私など、3のところで、ほ乳瓶に入れた粉ミルクの量を把握できなくなって、思考がとまってしまったことが、何度もあった。何しろ、粉ミルク缶に付いている計量スプーンは、一杯がミルク20cc分なのだ。これで例えば200cc分をはかるためには、10回、粉ミルク缶からほ乳瓶に粉ミルクを移さなくてはならない。この作業中に、話しかけられたりするのは、恐ろしいことだ。まず確実に「今、何杯目だったっけ」ということになる。一度にもっと多くの粉ミルクをはかることができる計量スプーンはないものか探して、粉ミルクの製造会社に問い合わせてみたら、送料をこちらが負担する条件で、50cc用の計量スプーンを送ってくれたので、この計量問題は大幅に楽になった。

 5の冷却もやっかいで、流水で冷やせば、はやいのだが、水道料金もかさむし、冬場は手がかじかむので、もっぱら、下の画像のようなステンレスのビーカーに、氷水を入れて中でほ乳瓶を回転させている。なぜ、回転させた方が冷えるのかは、回転式缶ビール冷却器のこととして説明が、こちらのサイトに書いてある。

 しかし、コーヒーメーカや給茶機があるのだから、粉ミルクと水を入れておいたら、自動的に適温のミルクをつくる、自動ミルク製造機がないのは、一体どうした訳なのだろう。何か技術的な壁があるのだろうか。乳児が飲むものだから、厳しい衛生上の問題があって、それがクリアできないのだろうか。