「その証拠はどこにあるのか。」ってお前が言うか〜久しぶりの池田信夫氏

久しぶりに池田信夫氏が従軍慰安婦問題について書いていた。
AP通信の影山優理記者は「正義」なのか – アゴラ

期待に背かず(?)最初から飛ばしてくれる。

NYTなど欧米メディアが、朝日新聞の「自白」で慰安婦問題についての報道をトーンダウンさせた中で、AP通信はいまだにsex slaveの記事を世界に配信している。

「トーンダウン」したニューヨークタイムズの記事というのは、以前紹介したこの記事のことだろうか。池田信夫氏のような歴史修正主義者を批判する記事なのだが。

影山記者のいう「日本軍の連行した性奴隷」は、どこにいたのか。その証拠はどこにあるのか。

 池田信夫氏は、「日本軍の連行した性奴隷」はいなかった。つまり従軍慰安婦は、日本軍が集めた性奴隷ではなかったと主張したいのだろう。
 池田氏は、自分の主張のために以下の2点を証明しなければならないだろう。

  1. 慰安婦の募集には、日本軍の意思がはたらいていない。
  2. 慰安婦には、その意思に反して、慰安婦にされたり、軍慰安所で働かされていた女性がいなかった。

2については、甘くして、珍しかったとしてもいいが、1、2とも、それを否定する資料が存在するのだから、話にならない。「その証拠はどこにあるのか。」というのは、池田氏が答えなければならない問いである。