当たり前のことには気付かない。

身障者と健常者の付き合い方 – 雨時々止む
障害者は支援に感謝するべき?健常者は支援されていることに気付いてない? - Togetter

障害者に感謝してほしいという人って多いんですね。しかし、「障害者は支援に感謝するべき?健常者は支援されていることに気付いてない?」にあるように非障害者も、自分の特性に配慮して設計された道具やインフラを使いながら、感謝している人はいない。感謝する必要もないと思うが、自分がしていないことを他人に要求するのはやめるべきだ。

非障害者への配慮が、空気のように当たり前で感知できない、というのは、それらが、特に要求も整備されたからだろう。「駅に梯子ではなく、階段を付けろ」といった要求運動など聞いたことがない。それは非障害者が、数も多く、もっと言えば金などの各種の力を持っていたからである。いや、これは言い方が逆か。コストと利益を考えてデザインした結果(階段でなく梯子を付けた商業施設はおそらく客が来ずに早晩閉店の憂き目に会うだろう)受容されなかった人々がを障害者となったと言うべきだろう。

障害者が自然に配慮を受けることができるようになるようためには、金などの各種の力が必要となるだろうが、配慮を受けていないから力を得られない、という尻尾を飲み込む蛇のような因果の連鎖があるから、やはりどこかで介入が必要だろう。