これが私の片手日本語入力方法=片手ローマ字入力

個人的なことになるが、左手が、生まれつき自由に動かず、パソコンのキー操作に苦労していた時期があった。ローマ字入力で、「か」などは、手を右から左へ動かして入力していたもので、手間がかかっていた。
そんな時、大いに役立ったのが、この本。

片手でらくらく 誰でもできるパソコン入力

片手でらくらく 誰でもできるパソコン入力

この本で紹介している「右手(左手)チョイ」は、パソコンの入力システムのローマ字設定を変更して、片手でも入力しやすい環境にするというものだ。*1

以下の2点が前提になる入力方法だ。

  1. ローマ字カスタマイズできる。(MS-IMEだと、ツール→プロパティ→ローマ字設定とたどる)
  2. 日本語のほとんどの音節は母音で終わる開音節

特に2はによってひとつのキーで、子音キーと母音キーを兼ねることができることが大きい。
通常のローマ字入力であれば、母音は1打で入力するのが、2打を要するが、片手の動く範囲に必要なキーが収まる。

この「右手チョイ」をしばらく使ってはいたのだが、拗音がどうも入力しにくい。二重母音もすばやく入力したい。こう考えて自分で手を加えた。

この方法によって、タッチタイプも可能になったし、思考速度に入力速度が追いついた。

配列はこんな感じ*2

第1打=子音キー

第2打=母音キー


基本入力
「あ」+「e」=え
「ま」+「o」=も
「た」+「ou」=とう
「ん」(1打)=ん
「や」、「ゆ」、「よ」も母音として扱った。
「か」+「ya」=きゃ
「あ」+「ya」=や

濁音・半濁音
「濁音」+「か」+「a」=が
「濁音」+「な」+「a」=ば
「濁音」+「は」+「a」=ぱ
「な」行が空いているため、こちらを「は」行の濁音にあてて、「濁音」+「は」行は、「は」行の半濁音にあてた。

その他
「濁音」+「濁音」=っ(小さい「つ」)
「濁音」「あ」+「e」=ぇ(小さい「ぇ」)

*1:ローマ字カスタマイズの活用による、入力合理化の方法は、さまざま考案されている。この「azik」もそう。http://hp.vector.co.jp/authors/VA002116/azik/azikindx.htm

*2:キーボード画像は、http://www2d.biglobe.ne.jp/~msyk/keyboard/layout/OADG109A.htmlのものを加工しました。感謝です。