馬鹿馬鹿しい苦情の一例

かなり前のものだが。
大阪府/府政への意見の公表


毎日、昼休み時間になると、大阪府庁本館の職員が大量に大阪城公園で喫煙しています。
 大手前交差点から府庁南交差点まで、完全に府職員の喫煙室と化してしまいます。
 ご存じのように大阪城公園は禁煙ではありませんが、子ども、お年寄り、観光客、運動する学生でいつも賑わっています。特に子供に対する受動喫煙の被害は許容できるものではありません。
 こういった状況を府としてはどのようにお考えでしょうか。
 府職員の大阪城公園での喫煙は控えてもらえませんでしょうか。
 大阪城公園は府職員の喫煙室ではありません。

大阪府職員が勤務時間外に喫煙が禁止されていない場所で喫煙したら、出た苦情である。

大阪府に苦情を投書した人物が、大阪城公園で喫煙している人間の職場を全てつきとめて、苦情を投書しているのか分からないが、大阪城公園での受動喫煙を防ぎたいのなら、大阪府に権限のないことをやるように要求するより、公園の禁煙や分煙を推進することを、しかるべき窓口に要求する方がいい。私なら、喫煙者と非喫煙者の共存を図る意味で、外気から遮断された喫煙所をつくることを提案する。
「府職員の喫煙室ではありません。」とあるが、かつては府の庁舎に来庁者・職員が使う喫煙所があったが、当時の橋下知事が撤去してしまった*1ので、「大手前交差点から府庁南交差点まで、完全に府職員の喫煙室と化」することになったのだろう。

苦情に対する府の回答だが、官僚的作文の典型だな。「当局としては、職員の勤務時間外の合法的行為をコントロールすることはできません。ご不快に感じられるのでしたら、あなた自身が喫煙している職員に注意してください」ぐらい言ってもよかろうに。

*1:行政書士の愛煙家の知人は、橋下知事に投票したことを悔やんでいた。