従軍慰安婦問題否認論記事を書くために大事なこと〜無論、皮肉です。

1 強制連行の定義は狭く狭くしましょう。
 従軍慰安婦問題は、「官憲が家に押入って」連行したか、どうかが、争点であるという立場を貫きましょう。また、それらがなければ、何一つ問題がないと主張しましょう。
日本軍が選定した業者が、略取、誘拐や人身売買により連行しようが何の問題もありません。

2 当時の価値観では人身売買は問題なかったことにしましょう。
 とりあえず、当時の刑法第226条を無視しましょう。また日本も加入していた人身売買や売春を制限する国際条約も無視しましょう。

3 スマラン事件は一部の将兵の不祥事ということにしましょう。
 一部の将兵が、抑留所から複数の女性を拉致して、軍の兵站付属施設である慰安所に監禁できるのか、という疑問には目をつむりましょう。また、彼らが処罰されたことは強調すべきですが、誰に処罰されたかは口を濁しましょう。オランダ軍バタビア臨時軍法会議? 何ですかそれは。

4 陸軍省副官通牒「軍慰安所従業婦等募集ニ関スル件」は「よい関与」の証拠として扱いましょう。
 この副官通牒は、違法な慰安婦徴募を禁止していた証拠です。実際に業者の違法行為を取り締まっていたか、また、誘拐や人身売買の被害者が慰安婦として連れて来られた女性を、軍が救出し、帰郷させた例があるかは考えないようにしましょう。

5 朝日新聞反日サヨクが問題を悪化させた、ということにしましょう。
 彼らがいたため、従軍慰安婦問題が世界で人権問題として扱われることになったのです。彼らがいなければ、日本軍が売春を強制していても、批判を受けなかったはずです。

6 悪いのは自分だけじゃない、他のやつも悪いことをしているという視点を持ちましょう。
 韓国や米国等の外国の悪行を強調する相殺法を駆使しましょう。ライタイハンは魔法の呪文です。さあ、唱えましょう。

7 想像力を捨てましょう。
 自分の肉親、友達、あるいは自分自身が、人身売買や誘拐で故郷から遠く離され、売春を強制されたら、ということを想像しないようにしましょう。