読書

『新世界より』

新世界より(上) (講談社文庫)作者: 貴志祐介出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/01/14メディア: 文庫購入: 15人 クリック: 298回この商品を含むブログ (137件) を見る新世界より(中) (講談社文庫)作者: 貴志祐介出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/01/14…

Kindle Paperwhiteは読みやすい

電子書籍リーダーKindle Paperwhiteが先日、我が家に届いた。 まだ中には『新世界より』の上中下巻しか読んでいないのだが、実に文字も美しく読みやすい。(文字の大きさだけでなく、余白、行間、明朝かゴシックかも選択できる)ただし、手にした時、重いな…

地球外知的生命体の描写が秀逸 『UFOはもう来ない』

月に裏側に他の恒星系からやってきた地球外知的生命体が建設した基地があり、そこを拠点に地球外知的生命体が、地球を監視している。さらに彼らの宇宙船が事故を起こし、地球外知的生命体の1人が京都の山科に取り残され、少年たちに自宅へと連れて行かれる…

解説まで読まなければならない。『教室内(スクール)カースト』

教室内(スクール)カースト (光文社新書) 鈴木 翔 (著), 解説・本田由紀 (その他) 教室内(スクール)カースト。おそらく、この問題に関心を持っていなければ、聞いたこともないという人も多いかも知れない。学級内のメンバー間の人気を軸とした「身分」、「…

『Q.E.D.―証明終了―』

Q.E.D.証明終了(1) (月刊マガジンコミックス) 加藤 元浩のミステリー漫画。『金田一少年の事件簿』や『名探偵コナン』といった同ジャンルのコミックと比較して知名度で劣ることは否めないが、面白さではそれらに勝るとも劣らない。 1998年から巻を重ねて、20…

世界初の検屍書『中国人の死体観察学―「洗冤集録」の世界』

中国人の死体観察学―「洗冤集録」の世界拙ブログに『江戸の検屍官』をキーワード検索して訪問される方が多い。2012年10月の検索ワードではナンバーワンだ。『江戸の検屍官』シリーズに当時の検屍マニュアルとして登場する『無冤録述』は、元代の『無冤…

『たまたま―日常に潜む「偶然」を科学する』

たまたま―日常に潜む「偶然」を科学する 18世紀のフランスの数学者ダランベールは、2個のコインコイン投げについてこう考えた。2個のコインを投げたとき、表が出る数は0か1,2のいずれかである。結果が3つあるから、それぞれの結果に対する確率は3分…

『江戸の検屍官』

タイトルだけを見て買ったコミックである。「江戸」と「検屍」。目を引きつける十分な力を持ったタイトルである。「江戸時代にも検屍があったのか」と。例えば、『鬼平犯科帳』で検屍の場面は、ないよな。遺体の解剖が許されない、化学分析の手段がない、と…